カフェイン離脱日記-2

金曜日

 起床時、離脱症状の筋肉痛はかなりまし。
 朝食にはいつもどおりコーヒー1杯を飲み(これでしばらくは楽になるはず)、そのご家トレ。

 痛みや強張りはましになったと思ったけど、いざトレーニングで動いてみると、まだまだ痛いところがあって動きにくい。なので無理はしないようにした。
 特に痛いのが右脚の腿裏だ。ここに強張りがあると前屈ができなくて、体が硬くなってしまう。

 なお、少し前から運動後にはプロテインを飲むことにしている。
 本当なら筋トレ後にプロテイン、なのだろうけど、整形外科で「(症状の改善のための運動は)筋トレでも有酸素運動でもどちらでもいい、筋肉に刺激が入ればそれでいい」と言われたので、じゃあプロテインだってどっちでもいいんじゃない、と思ったのだ。それにトレーニング自体にも両方の要素が入っているし。

(詳細はこちらに記載)

 その後、午後は外出していた。

 飲み物の提供を受ける機会があり、コーヒーか紅茶かと聞かれたので、一応「紅茶で」と答えたが、よく考えたら紅茶にもカフェインが入っているのではないだろうか。けれどこういうことは今後もあるだろうし、あまり敏感にならなくてもいいかもしれない。

 この日の夜、疲れたのかカフェインが切れたのか、脚の痛みが復活して、椅子に座っているのも辛いので、横になって本を読むしかできなかった。
 脚を上げて振ると痛みが軽減する気がするけど、これってまさに脚が浮腫んでいる時によくやることだ。カフェインの利尿作用が効かなくなって、余分に溜まりだした水分をまだ体が処理しきれないのだろうか、などと考える。

 更に、この日は頭痛と吐き気にも襲われた。
 これが離脱症状なのか、時々ある労作性頭痛なのかは分からない。どちらにせよ痛いことに変わりはない。
 頭も痛くて脚も痛くて、辛くて気が滅入った。寝ることしかできなくて貴重な時間を無駄にしている気がするし、寝ていても変わらず痛い。

 数日経てば改善するだろうけど、とにかく今現在は痛いのだし、こういう状態で希望を持つのって難しいな、と疾病時のメンタル悪化について思いを馳せつつ、とにかくやり過ごした。

土曜日

 起床時、離脱症状は殆ど気にならない。
 朝食時にいつもどおりコーヒーを1杯。

 この日はジムに行く日で、昨日の夜には休もうかとも考えたが、痛みが引いていたので行くことにした。

 ただしいつもどおり動けるとは思えず、昨日と同じく動いてみるとどこかの強張りが邪魔をしてくるだろうと思ったので、ヨガのクラスでは、事前にインストラクターさんに伝えておいた。
 理由がカフェインの離脱症状であることも話し、しばしコーヒー談議に花が咲く。

 このヨガは殆ど自重筋トレと言っていいような割とハードめの内容なのだけど、案の定、大腿裏の強張りのせいで、ある種の姿勢がとれない。そこはスキップさせてもらい、できる範囲で参加。

 体を動かして血流を良くし、温めること自体はきっと症状の改善に良いのだろうと思う。

 その後、いつもなら筋トレする時間だけど、この日はストレッチポールを使って入念に下半身を筋膜リリースした。

 それからエアロビクスに参加。こちらは特に支障はなく、楽しく動けた。

日曜日

 離脱症状はもう殆ど感じず。
 朝にはいつもどおり1杯のコーヒー。

 この日は休息日なのでトレーニングはなし。

 人と会う予定があり、一緒にカフェに行った。
 メニューにはデカフェはなかったが、注文時に聞いてみると「ドリップして入れることができます」ということだったので、そちらにしてもらった。
 スタバにもローソンにもデカフェがあるとヨガのイントラさんも言ってたし、これなら外出時にも特に不自由を感じずにいけるかも。

 そこのカフェの店員さんが豆を挽きながら教えてくれたところによると、カフェインレスの豆というのは、スイスかどこかの国の企業に豆を送り、そこでカフェインレスにする液体に浸けてから再び乾燥させて作ってもらうらしい。おそらく今のところそこでしか作ることができず、その企業の独占的技術ではないか、とのこと。(聞いたまま、真偽のほどは未確認)

月曜日

 起床時には、離脱症状はもう殆ど感じず。
 朝にはいつもどおり1杯のコーヒー。

 この日はお昼に家トレあり。自分の体の調子を見ながらやってみたが、未だに少し下腿の強張りがあった。結構しぶとい。

 終わった後、何となく脚が気持ち悪い感じがしたので、自分で筋膜リリースしておいた。筋膜リリースを勉強しておいて良かった。

火曜日

 「コーヒー1杯」を初めてちょうど一週間後。

 起床時には離脱症状はもう殆ど感じず。
 朝にはいつもどおり1杯のコーヒー。

 火曜日の家トレはいつもより時間が早い。
 なので、起床時間が遅い日などは起きてすぐに運動する羽目になり、当然ながら遺伝的に夜型の私はなかなかエンジンがかからない。 
 それでも動いているうちに動けるようになると分かっているので、5割程度の力からでもやってみることにしている。

 この日もとりあえずバナナだけ食べて、すぐにトレーニングに参加した。
 ところが、やってみて、いつもの怠さがないことにすぐに気付いた。いつもなら15分ほど動いた後に本調子になるけど、その15分が必要ない。よく動ける。

 もしかして、これがカフェイン断ちの効果なのでは?

 カフェインを減らしたせいでこんなに怠さがなくなるのかと思うと、何だか報われた気がした。朝に怠いのは勝手に夜型のせいだと思っていたけど、違ったのか。普通はこんなに朝から体が軽いものなのか。

 これでトレーニングすればいつもよりもよく動けるし、故に消費カロリーもちょっと増えるだろうし、それを毎日続ければ「塵も積もれば」でダイエットが加速するかも? 

 などと考えながらトレーニングを終え、その後の筋膜リリースのクラスも受講した。

 健康だと機嫌がいいものだな、と自分を観察。やはりQOLの向上に健康は不可欠だから、今後も最優先で気を付けていきたい。

 なお、大腿裏の強張りのせいで前屈ができない状態は継続していたが、トレーニングで体を温めた後、該当箇所を念入りに筋膜リリースしてからストレッチすると、少しずつできるようになってきた。これが離脱症状なのか、離脱症状のある間に動かしていなかったせいで硬くなっているのかは不明。

 どちらにしても、地道にストレッチを続けていれば、いずれは元に戻るだろう。

水曜日

 もう運動時以外には自覚症状はない。
 朝のコーヒー1杯は継続。

 この日は家でトレーニングした後に、更にジムに行く日。

 家トレでもやっぱり動きやすさに感動した。
 ただ大腿裏が硬いのはまだ残っているので、ジムに行ってからは、筋トレではなく引き続き筋膜リリースした。
 それからエアロビクスのクラスに入り、終わった後にも筋膜リリース&ストレッチ。
 腿裏を念入りにリリースしてから前屈してみると、とりあえず前と同じくらいの深さまでは曲がるようになっていた。曲げている最中にかすかに張りはあるが、この程度なら前からたまにある程度なので、まあいいかと思える。

 とりあえず、今のカフェイン量に体が慣れたかな。

 長い一週間だった。

結論(カフェインを減らしたい方がいたらご参考に)

・離脱症状は1週間くらい続く

・頭痛や吐き気が代表的な離脱症状とされているが、筋肉がものすごく痛むことがある

・もし今「夜型のせいで朝は怠い」「歳のせいで体が怠い」と思っているとしたら、本当はカフェインのせいかも

・コーヒーを飲んでいる間も夜はよく眠れていたので、睡眠に対する影響は不明(きっと深くなっていたりするのだろう、知らんけど)

・カフェインを減らしたいなら、今飲んでいる量から1週間ごとに1杯ずつ減らすくらいのペースならそんなに離脱症状は出ないかも?

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