セミリタイア直後の生活

 セミリタイアっぽい生活を始めたばかりの今、一番の関心事といえば、どのように生活リズムを整えるかである。

 今はまだ全く整えられていない。整えるのはもう少し後でいいかもしれない。

 セミリタイア前の数年間はそれなりに仕事をしながら、といっても毎日毎日休みなく長時間仕事に追われるというほどでもなかったのだけど、それでも長年の疲弊がかなり蓄積していて、とにかく「しばらく休みたい」と思っていた。時間に追われずに好きなことをしたり、または何もしないままで時間を無駄にしたりしたかった。

 そしてセミリタイア後数日目の今、その願いのとおり、時間を気にせずに好きなことを(今は主に読書を)して、または取り立てて何もせずにぼおっと過ごしたりしている。こういう時、せっかく時間ができたのに、それに見合うほどの意義のあることはまずできない。やりたいことはいくつかあるが、その中でも能動性の必要度が低いものを選んでいるように思う。というかまだ能動性を持ち得ていない。とにかくゆっくりしたい。

 この状態がしばらく続いて、ようやく少し満足したり現状に物足りなさや焦りを感じるようになってから、それをモチベーションとして新しいことに取り掛かることができるのかもしれない。

 だから今考えてもどうせ実行できないことではあるのだが、セミリタイアしてだらだらとした時間を過ごしている今、生活リズムをまだうまく整えられずにいる。

 睡眠や食はある程度本能に従っておけばよいので、そこまでセミリタイア前と比べて変化はない。

 一番大きな負の変化は、日常における運動量が激減したことだ。外に出る機会自体が著しく減少している。一日中外に出ない日が多い。もともとインドアな性格だから、意識して機会を作らないと、なかなか外に出ない。

 これに関しては速やかに対策を練らないと、徐々に健康上の不利益が生じてくることは間違いないため、何とかせねばならない。年を取ってから筋力が衰えて歩けなくなることが怖い。いずれそうなってしまうにしても、なるべく先延ばしにしたい。そのためには今から日常的な運動を継続しておかなければならない。

 ついでにいえばこのブログもそうだ。もし今後も継続するなら、今日のように23:30から書き始めて「あと30分で書き終えなければ日付が変わってしまって毎日アップという目標が早々に頓挫してしまう」といった行き当たりばったりの取り組みではなく、日課表のどこかに織り込むのが良いのだろう。もちろん運動も、料理もその他いろいろなことも。

 まあ、そういう日課に追われる生活から逃げたくてセミリタイアした今、すぐにはやはり無理だと思うけど、この生活を続けるのであれば、結局は少しずつでも整えていかなければいけないだろう。自分にとって無理のないやり方を見付けて。